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コスパ最強のお香は「線香」だった|PC作業をリラックスさせる低コストな香りの見つけ方

筆者がお香を日常的に使い続けるようになったきっかけは、実は「トイレの芳香剤」に対する小さな疑問でした。

「あの化学合成的な香りは、毎日の生活で身体に影響がないのだろうか……?」

芳香タイプから消臭タイプに変える選択肢もありましたが、それすらも人体に無害なのか気になり始め、行き着いたのが天然由来の「お香」でした。

最初に手にしたのは、小さな円錐形の「インセンスコーン(Incense Cones)」。
ずいぶん重宝したものの、毎日使うとなると消費量が多く、高価なものを買い続けるのは経済的に困難でした。そこで100均のインセンスコーンに切り替えたのですが、その多くは海外製。
今度は「これは本当に無害なのだろうか……」と、新たな心配が生まれてしまったのです。

そんなとき、あるリサイクルショップで運命的な出会いがありました。 NTTの弔電とともに送られる、日本香堂製の線香セット「哀星(白檀・白梅・ラベンダー)」です。

税込110円という破格の安さで、特に「白檀」の香りにすっかり魅了されてしまいました。

しかし、お気に入りの香りはやがてすべて灰に。フリマサイトで「哀星」を探してみたものの、最初の110円という大格安の記憶が災いし、送料込みの出品価格にはどうしても購入の踏ん切りがつきません。

「それなら、普通のお店で手に入り、そこそこの香りがして、しかも毎日心置きなく使える安価なものを探そう!」

ずいぶん欲張りな条件ですが、試行錯誤の末、ついに私が今後もずっと使い続けられそうな「お香(実際はデイリー使いに最適な『線香』ですが)」を見つけることができました。

この記事では、PC作業のお供にぴったりな、低コストで心からリラックスできるおすすめの香りと、その楽しみ方をご紹介します。

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御香(お香)の種類

お香の形状には次のものがあります。

形状(タイプ)別のお香の特徴一覧

形状タイプ特徴燃焼時間 / 使い方こんな人・シーンに
スティック型
(棒状)
最も一般的で種類が豊富。
煙が上にのぼり、空間全体に香る。
約20〜30分定番を楽しみたい、
種類から選びたい方に
コーン型
(円錐状)
短時間で一気に香りが広がる。
灰が散らかりにくい。
短時間(強め)初めてお香を焚く方、
早く香りを広げたい時に
渦巻型
(うずまき)
長時間、香りが持続する。約1〜2時間広い空間、屋外、
長時間の作業やリラックスに
匂い袋・文香火を使わない安全なタイプ。
ほのかで上品に香る。
置くだけ・忍ばせる衣類やバッグ、
クローゼットのアクセントに
練香・印香香木などを丸めた伝統的なお香。
じっくり温めて香りを出す。
香炉の熱で温めるお茶席、本格的な和の香り、
奥深い趣味とし

次に、お香の香りの種類について、まとめます。

お香の香りの種類と特徴一覧

香りの系統特徴(イメージ)代表的な香り(原料)こんなとき・こんな方に
香木(こうぼく)系
(伝統的な和の香り)
落ち着きのある、奥深く神秘的な日本の伝統的な香り。神社仏閣の雰囲気が漂います。白檀(サンダルウッド)
沈香(アガーウッド)
伽羅(キャラ)
心を落ち着かせたい時、
和室、瞑想、マインドフルネス
フローラル系
(お花の香り)
華やかで上品な甘さがあり、お部屋を一気に明るい雰囲気にしてくれる香りです。ラベンダーローズ
金木犀(キンモクセイ)
桜、ジャスミン
リラックスしたい時、
リビング、来客前のおもてなし
シトラス・フレッシュ系
(柑橘・スッキリ系)
甘酸っぱくみずみずしい香りや、ハーブの清涼感がある香りで、気分を爽快にしてくれます。柚子(ユズ)レモン
ベルガモット、ミント
緑茶、竹
気分転換(リフレッシュ)
朝の目覚め、作業中、夏の暑い日
オリエンタル・スパイシー系
(エキゾチックな香り)
東洋のアジアンリゾートを思わせる、個性的でエキゾチックな深い甘みやスパイス感があります。バニラアンバー(琥珀)
ムスク、パチョリ
シナモン
個性的な香りを楽しみたい時、
夜のゆったりした時間、寝室
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線香をお香として使う

上の表のスティック型の一種がいわゆる「線香」になります。

「線香」と聞くと、仏壇や墓前などで、仏事の際に焚かれるものというイメージがありますが、立派な「お香」のひとつです。

私はこの「線香」を「芳香剤」として使っているのです。

スティックタイプのお香を焚くには、まず、スティック型のお香を立てるための道具が要ります。
「香立て」と呼ぶことが多いようです。
つまり、スティックを支える台ですね。
スティックが通るほどの小さな穴が開いた金属、ないしは陶器製のものが多いようです。

上の写真は、私の手持ちの予備群ですが、普段は右側のニトリで買ったインセンススタンドの金色タイプを使っています。

使い込んでいるので、金色が少し剥げて、下地の銀地が見えてますね。

このスティックスタンドは、昔から線香と呼ばれるお香を立てるには少し穴が大きくて、短めで少しだけ太めのスティック香を立てるために設計されているようです。

この太さと長さだとほぼ垂直にたつのですが、よくご家庭で使われている長さ・太さの線香だと傾いてしまいます。

このままだと、燃えてできた灰が受け皿の外に落ちてしまいますので、香立ての下に少し厚めに灰を敷いて、灰に挿すようにして固定しています。

下に敷く灰層の厚みをもっと増すと、スティックスタンドは不要になります。
我が家のトイレに置いてある線香立ては、かなり深く線香を挿せるようになっていて、スティックスタンドは使っていません。

ただし、線香が自立するほどの灰層の厚みにすると、灰の下側は燃えませんから、少し多めに燃え残り部分出てしまいます。

「香立て」と「灰受け」が一体化したものや、セットになっているものもあります。

上の木製の一体型は百均で買ったもの。
下の陶器製灰受けと香立てのセットは、フリマサイトで買ったもので、おそらく無印良品のものだと思います。

線香の燃やし方

さて、上で紹介した我が家の香立て類は、立てた線香の上部を燃やすことになります。

ネットで、線香立てを検索すると、ガラスのチムニーが付いたおしゃれな物が見つかります。
これは、線香を吊るし、下部に火をつけて下から燃やすタイプです。

これに関して、以前、あるユーチューバーの動画で、
「お香を吊るして下から燃やす香立ては、灰が飛び散ること無く、おしゃれなんだけれども、燃焼時間がとても短くて、高価なお香を焚くのは勿体なく感じてしまう。」
という発言を聞きました。

なるほどと思ったのですが、どのくらい違うものかとも思ったので、実験してみました。

燃やし始めの様子です。

燃え始めから10cmのところに、緑の養生テープで印が付けてあります。

それぞれ、10cmの燃焼が終わったところです。
吊るし型は、早々に灰が落ちると思って灰受け皿を用意したのですが、最後まで灰が落ちなかったのは意外でした。
上から燃やすタイプは、早くから灰が落ちます。

肝心の燃焼時間です。

吊るし型:19分50秒 = 1190秒
立てる型:23分50秒 = 1430秒

確かに、下から燃やすと燃焼時間は短くなるようで、今回の実験では約17%の燃焼時間減少ということになります。

しかし、この数値は微妙なところですね。
おそらく、深い灰層に挿して、未燃焼部分が多めに残るような燃やし方と、吊るし型でほとんどの部分を燃焼できる燃やし方を比べると、実燃焼時間は逆転するのではないかと思います。
今回は、そこまで実験しませんでしたが。

ということで、なんとも曖昧な結論ですが、「おしゃれな香立てを選ぶというのも全然有り」です。

常用の線香

どの線香にしようかと、安価な線香を何製品か試してみましたが、現在、我が家で定番として使い続けている線香は、これです。

日本香堂 「夢の夢(ゆめのゆめ)」 白檀の香り です。
箱の裏には、けむり:かなり少ない 香り:おさえめ と書いてあります。
香りについては、説明のとおり、「哀星」の中の白檀ほど香りませんが、PC用のディスプレイのすぐ横で焚くので、煙が少ないということで選びました。

まあ、一番の理由は、近所のドラッグストアで、たいへん安価で買えるからなのですが…。
おかげで、気兼ね無く、普段使いできます。

線香を気軽にお香として使いましょう

お香の楽しみ方はいろいろです。
香りにこだわるも良し。
器具にこだわるも良し。
私のように、ランニングコストにこだわるも良しでしょう。

みなさんのお香の楽しみかた、選びかたの参考になれば幸いです。

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