
元祖FILOFAXのリフィルのサイズ
システム手帳のサイズは何種類かあるわけですが、つい最近、バイブルサイズ用のリフィルにも、メーカーによるサイズ差があることを知りました。
当方、最近はバイブルサイズであれナローサイズであれ、リフィルはほぼ自作なので、あまりメーカーのリフィルを使うことありません。
バイブルサイズのリフィルを作るときは、いつも横95mm、縦170mmで裁断し作っていました。
ところが、ある時、元祖(と言っても良いと思っているだけ)ファイロファクスのリフィルは、横は同じく95mmですが、縦が少し長くて171mmだということを知りました。
なお、ファイロファックスの登録商標はfILOFAXのようですが、FILOFAXやfiloFax、Filofax、FiloFaxのほうが見やすいようですね。
この記事では、いずれの英字表記を避けて、主にファイロファックスと表現します。
早速、比べてみました。
早速調べてみようと手持ちのファイロファクスのリフィルを探したのですが、すぐに見つけることができたのは1枚だけでした。

©1981とありますが、このリフィルを手に入れたのは1981年ではなく、おそらく1980年台後半だろうと思います。
1990年だとしても、35年以上前にものということになります。(2025年現在)
よく捨てないであったものだと思います。
筆者はメーカー製のリイフィル、特にメモタイプのリフィルはまず使わないので、このリフィルを捨てずに持っていたのは、ある意味、奇跡ですが、今回の検証に役立った良かったです。
これと、KNOXのリフィルと比べてみることにします。

これも、印字されているロゴがknoxbrainであることから、相当に古いものということになります。
白紙(プレーンタイプ)のリフィルは、プリンターで印刷可能のため、いつでも取り出せるところに置いてあります。
やはり僅か、長い。

左がファイロファクス、右がknoxbrainのです。
やはり、僅かですが、ファイロファックスのほうが長いですね。
今回は物差しで測って数値で比較するのではなく、その違いを実感したくて、実際に並べてみました。
製品誤差ではなく規格ですが、ほとんど気にする必要がない長さの差であることが確認されました。
なぜ、そのような差が?
ファイロファックスは英国発祥のもの。
英国は長さの単位としてインチ(inch)が使われているとのことですから、おそらくインチでの長さが元になっているのではと、換算してみました。
170ミリメートル=6.69291インチ
171ミリメートル=6.73228インチ
どちらも、インチでぴったりにはなりませんね。
ということは、最初に数値で長さをきめたのではないということかもしれません。
このあたり、深掘りすれば面白い話が出て来そうですが、ここでは止めておきます。
各社、バラバラ
メーカー製のバイブルサイズ用リフィルの縦の長さは170mmか171mmのどちらかなのかと、手元のすぐに見つかった他のリフィルでも比べてみました。

下側をぴったり重ねて、上側のズレを見てみると……

ファイロファックスと同じのが1枚、knoxbrainよりほんの僅か短いのが1枚あるように見受けられます。
実験誤差かもしれませんが、一番短い(右から2番め)の長さは169mmくらいと思われます。
実装してみると……
実際に、バインダーに取り付けてみました。

確かにファイロファックスのは上に少し出てはいますが、ほとんどわかりませんね。
それより驚いたのは、ファイロファックスより幅が少し大きいのがあるということです。
ファイロファックスと同じ長さのリフィルがそうなのですが、メーカーによる差が、長さと幅の両方にあることが分かりました。
ほとんど気にする必要なし
最初から分かっていたことですが、実用上、170mmも171mmもほとんど気にする必要はない差ですので、バイブルサイズとして出回っているリフィルはどれを入手してもサイズ的に違和感を抱くことはなさそうです。
ただし、自分はこのリフィルを卓上裁断機でカットして作っているので、今度から171mmで作ろうかなあと思っています。
今、バイブルサイズとしている手帳カバーが、たぶんFilofax社製のものと思われるので。
ただ、卓上裁断機の制度でこの1mmの違いを正確に出せるかというと、それは自信がありませんので、170mmではなく、あえて171mmで作っているという自己満足でしかないのですが……
ちなみに、普段使うプリンターには、縦170mm 横95mmを「バイブルサイズ」と登録してありまずが、これを171mmに変更する必要はないと考えています。


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