Apple Thunderbolt Display モデル番号:A1407 型番:MC914J/A

一番最初に入手したMacのデスクトップはMac mini Late2012でした。
その時は手元にあったEIZOのディスプレイを接続してMacにマックを使い始めました。
EIZOのディスプレイの色は黒で、Mac miniの筐体の色やマウスやキーボードの白色に馴染まなかったので、その後、デザイン的な統一感を重視して、Apple Cinema Display (20-inch DVI)を中古で入手し使っていました。
何かの理由で、そのApple Cinema Displayは職場に移動させ、次のディスプレイとしてこのThunderbolt Displayを入手したのでした。
デザイン的にMacと相性バツグン
これについては異存はないものと思います。
このデザインこそがMac用のディスプレイたる所以だと思います。
まあ、個人の感想でしかありませんが。
私がiMacをメイン機として使わないのは、iMacの場合、筐体の下の方におそらく、メイン基板や電源が組み込まれているため、ディスプレイ下部にデザイン的にじゃバランスを崩してしまうアルミ部分があるからです。
この点、Thunderbolt Displayはそのようにことがなく、スッキリとしています。
Thunderbolt Display 主要諸元
・27インチ(対角表示領域)高解像度スクリーン
・TFT(薄膜トランジスタ)アクティブマトリクス方式液晶ディスプレイ
・IPS(In-Plane Switching)
・解像度:2,560 x 1,440ピクセル
・表示色数(最大):1,670万色
・アスペクト比:16:9
・視野角:水平方向178° 垂直方向178°
・輝度:375 cd/m2
・コントラスト比:1,000:1
・応答時間:12 ms
今となっては、何世代も前のスペックなのでしょうね。
しかし、私の現在のディスプレイの用途には必要十分なのです。
Mac用のディスプレイとして、このデザインこそが必要なのです。
接続は独特の形式
今どきのディスプレイは、その接続形式といいますか、接続ケーブルの種類は、ほぼ、「HDMI」「DisplayPort」「USB-C」のどれかでしょう。
しかしこのThunderbolt Displayは名前のとおり、接続ケーブルが「Thunderboltケーブル」のみであり、このことが一種の呪いとなっています。
つまり、Macのデスクトップ機以外にこのディスプレイに接続できるパソコンは殆ど無いのです。
せめてDVIが使えたら、Windows機に繋ぐ人も増えたのではないかと思うのですが……
そして、この「Thunderboltケーブル」が、次に書くように、何かと問題を起こしているのでした。
中古ならではの状態・現象
このThunderbolt Displayがオークションやフリマサイトに出品されると、たいてい、次のエクスキューズが付きます。
附属(内蔵)のThunderboltケーブルの被膜が破れていますが、動作に支障はありません。
もっと深刻な状態告知は、
時々画面が映らなくなり、Thunderboltケーブルを抜き差しすると直ることがあります。
でしょうか。
この附属というか内蔵のThunderboltケーブルですが、製造に問題があったらしく、使っているうちに被爆が破れて、被膜が破れるだけなら問題無いのですが、映像信号に影響を与えるようになるらしいのです。
私が入手したThunderbolt Displayもそうでした。

コネクターの根本に白のビニールテープが巻いてありました。
幸い、このまま使っても画面が映らないということは無さそうでしたが、念のため、さらにスパイラルチューブで補強しました。

ただ、このスパイラルチューブを巻いたのは理由はこのコードを使い続けるためではなく、このコードの根本が断線した際、Thunderbolt系統に何らかの悪影響を与えないかと心配して、ここが曲がらないようにするためのギブスのような目的です。
というのも、私は最初から内蔵のThunderboltケーブルで使う気はなく、別のThunderboltケーブルを本体のThunderboltコネクターに接続するつもりだったからです。

このように接続しています。
Thunderboltコネクターの根本が曲がっていますが、全くの固定状態のせいか、あるいは材質などが改良されたのか、被覆が破れる兆候はありません。
現在、Mac mini 2018に繋いでいますが、本体が近くにあれば50cmのThunderboltケーブルで済むところ、本体を机の下に置いてあることから2mのケーブルを使っています。

突然ブラックアウトし出した。
先日、Mac mini 2018に入れてある macOS Sequoia をアップデートして、15.7.2を入れたタイミングで、スリープから復帰してしばらく使っていると、突然、ブラックアウトするようになりました。
Thunderboltカーブルを抜き差しすれば映るようになりますし、Thunderboltケーブルはそのままにして、モニターのACコネクターを抜いて電源を落とした後、AC電源供給してやると復旧します。
内臓のThunderboltケーブルで接続しているなら、原因がThunderboltケーブルにあるかもしれないと思うのですが、上のように接続しているので、あまりThunderboltケーブルが原因とは思えません。
2025年12月12日にmacOS 15.7.3がリリースされたので、このアップデートで直るかと少し期待して入れてみましたが、どうやらダメみたいです。
ディスプレイ側に問題があるのか、あるいはMac mini側の問題なのかを突き止めなければなりませんが、別のモニターを運び込んで接続したりと、やや面倒だなと思って、しばらくはACコンセントの抜き差しで凌ぐつもりです。
できるだけ使い続けたい
これまで書いてきたように、Mac miniを使う限り、モニターはこのThunderbolt Displayを使いたいと思っています。
実は予備にもう1台、保管してあるので、このモニターがいよいよ何をしても映らなくなったら、予備を出動させるつもりです。
映らなくなった個体は、できれば修理に出したいと思っていますが、Appleがこのモニターの修理対象から外してしまったので、別会社に頼まなければなりませんが、修理をしてくれるところがなければ、もう1台、予備を買おうと思っています。
なんとしてもThunderbolt Displayを使い続けたいと思っています。


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