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数回の再起動だけで13年間働き続けるNAS

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BUFFALO バッファロー LS-WV4.0TL/R1

自宅で使うバックアップストレージとして、現在はiCloudで2TBを借りていますし、Office365のおまけとしてOnedriveが1TB付いているので、計3TBのクラウドスペースを持っています。

ほとんど動画を扱わないので、仕事に必要なファイルや個人的なファイルを保存するには余りある容量です。

ただ、十数年前にこれだけの容量をクラウドストレージとして調達しようとすれば、かなりの費用がかかりました。

2TBのHDDが世に出回り始めた頃、自宅で使うバックアップ用ストレージとしてファイルサーバー、あるいはNASというは、コストパフォーマンスの面からも、割と理にかなった選択だと思います。

そんな十数年前、もしかしたらもう20年近く前になるかもしれませんが、筆者は少し古いマザーボードとCPUで、Linuxを入れ、ファイルサーバーを構築していました。

ただ、それを使うのは家族ではほぼ自分だけで、無意味に一日中、ファイルサーバーが稼働していました。
少し計算したことがありますが、この電気代が1ヶ月で3,000円弱ぐらい。

これはあまりに運用コストが掛かりすぎるということで、ヤフオクでNASを落札したのでした。

RAID 1 で2TBは欲しい

Linuxファイルサーバーでは、ソフトウエアRAIDで4TBのRAID 5アレイを組んだりして遊んでいましたので、NASでも最低は2TBは欲しいし、割と手頃な値段で買えるNASだと、RAID 5は組めないということで、2TBのHDDを2基内蔵しているBUFFALOのLS-WV4.0TL/R1という機種を手に入れました。

もちろん、これもソフトウェアRAIDですが、RAID 1で2TBのアレイを作り、ずっとそのまま使っています。

ちょっとヤフオクの履歴を調べてみたら、落札は2012年5月でしたので、もう13年以上、使っていることになります。(2025年10月現在)

この間、故障は2回だけ

故障と言っても、本体が稼働しなくなったとかではなく、HDDに不良ブロックが増えてHDDがエラーとなった故障が2回です。

いずれのときも、故障したHDDを交換して、アレイを再構築して復旧していますので、ほとんどダウンタイムはありません。

最後のHDD交換がいつだったかも忘れてしまうほど、その後は何のエラーレポートももらっていません。

毎日、自動送信で送ってくるレポートメールは、いつも、

[DISK エラー発生状況]
DISK1 0
DISK2 0

と、平和そのものです。

レポートの書かれている連続稼働時間も、多いときには365daysを優に超えていて、その倍近かったことも。

つまり、2年間近く再起動すらしなかったこともあるということです。

さすがにまずいので、一度、掃除をすることにしました。

元気に動いてはいますが、そこは13年選手です。

火災などの原因になったら困るので、今回、冷却ファンや風の抜け道なども清掃することにしました。

全面パネルを外したところです。
思ったより埃が少ない印象です。
それでも十分汚れていますが……

裏側の冷却ファン、これが一番心配している箇所です。
これが埃で止まったりすると、発火の危険性もあるかもしれないので。

たぶん、異常を知らせる機能に、冷却ファンの不具合の項目はなかったはずです。
現在、このNASは日頃、目に付かないところに設置してあるので、特に冷却ファンの停止が気になります。

HDDも冷却ファンもエアーダスターで軽く埃を吹き飛ばしました。

再設置・再起動

簡単な清掃が済んだので、再起動させました。

長年回ったままのHDDは、このように一度停止後の再起動時に不具合を起こすというのがアルアルなので、少し緊張します。

無事、動作を確認することができました。

しかし、現在このストレージに入っているデータは、全てクラウドに移動しても十分足りるほどクラウドスペースを借りているので、近いうちにデータ整理して、このNASに何か不具合があったときは、修理せず、処分をしようと思っています。

MacのバックアップシステムTime Machine専用のフォルダーも作ってあり、自動バックアップしていたこともありますが、NASにTime Machineのデータを置いても、転送速度の関係なのか、これを利用して元のシステムに戻せたことが無いので、現在は使っていませんし。

処分することは、このブログの趣旨に反するかもしれませんが、13年以上も使い続けたのであれば、大事に使い切ったと言えると思います。

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