2台のHHKBとお別れし、新たな2台のHHKBをお迎えしました
Apple純正のwirelessキーボードを何台か使っていましたが、ふとKeychron K12を入手した頃から、またHHKBに戻りたくなりました。
戻ると言っても、以前に使っていたHHKBはLiteやLite2で本来の静電容量スイッチではないものばかりでしたので、戻ったというより進んだというべきかもしれません。
いわゆるProfessionalタイプのものを4台、オークションやフリマで入手し、1年以上使ってきました。
・HYBRID Type-S 白 無刻印
・Classic 白 無刻印
・Classic 黒 無刻印
・Type2 黒 無刻印
その内の1台は、刻印有りのものを手に入れ、無刻印のキーキャップを買って換装しました。
自宅用に1台、職場用に1台、計2台あれば事足りるので、白系の2台は半年くらいで手離しました。
その後しばらく黒系2台で運用していたのですが、有線接続というのがどうしても気になり、今回、2台のHHKB Studio 英語配列 墨を入手したという訳です。

有線タイプの2台は手離そうと思っているので、1年間の感謝の意を込めて記念撮影です。

ClassicもProfessional 2も無刻印です。

Classicは自宅で、Professional 2は職場で使っていましたので、2台が手元で揃うのは久々です。



とりあえずHHKB Studioを使い始めました
ということで、まだあまりStudioには触り慣れていないのですが、有線接続タイプのProfessional系と無線接続タイプのStudioの違いを、HHKBを極めた方々とはちょっと違った視点で書けたらと思います。
Studioはもちろん有線接続も出来ますが、今回の購入意図からBluetooth接続で使わないと意味が無いですので、使い勝手に関する雑感はすべてBluetooth接続でのことです。
HHKB Studioの特徴
まず、大きさ。
Studioはマウスボタンが手元にある分、奥行きが大きいです。
当たり前ですね。
しかし、それ以上に違いを感じたのは、その重さ。
重さの数字を見比べるより、実際に持ってみて、初めてズッシリという感じが分かります。
本当は有線タイプより無線タイプのほうが、何かの作業のためにキーボードをずらすという時は手軽にずらせるはずですが、Studioはそのズッシリとした重さから、有線タイプのProfessionalシリーズより動かしにくいと思いました。
まあ、そういう意味では、HYBRIDが一番動かしやすいのは間違いありません。
Studio専用の持ち運びケースもあるようですが、この重さですと、ちょっと持ち運ぶ気にならないですね。
1台目を入手した当初は、自宅と職場を1台で賄おうと思ってもいたのですが、そういう理由で2台入手しました。
次に例のポインティングディバイスについて。
正式には「ポインティングスティック」というそうです。
これ、かなり慣れが必要そうです。
まだ速さの微調整とか行なってないですが、マウスやトラックパッドを片付ける勇気が起きません。
いずれこのall-in-oneのコンセプトに合わせたいと思いますが、カーソルを目的のアイコンの上に持って行くだけでも苦労してます。
もう一つの目玉がジェスチャーパッドですね。
これも慣れが必要のようで、うまく反応しなかったりします。
おそらく触るところを間違えているのだろうと思いますが、感度調整も必要だろうと思います。
使用短期間での感想
現時点での悲しい結論。
HYBRIDにマウスかタッチパッドが一番使いやすい気がします。
ただ、私がなぜHYBRIDを手離したか。
それはやはりあの後ろの出っ張りにあります。
Classicと同じ筐体で、裏から電池を出し入れ出来るようにしたHYBRIDが最高かなと思います。
打鍵感と静音性について
最後に打鍵感や静音度の違いについて。
静電容量スイッチのほうがメカニカルスイッチに比べて静かに決まっているではないかと思っていましたが、そんなことはありませんでした。
それほど極端な違いは感じませんが、これまで使ったProfessionalタイプのどの機種より好みの打鍵感と音でした。
これは個人差が激しいので、参考にならないかもしれないですね。
ただ、Studioはポインティングスティック周りのキートップが他のキートップとは少し形状が違い、私はこの3つのキーを打つ時の違和感がややあります。
しかし有線接続が必須とは
使い始めてから困ったことがあります。
ポインティングスティックやジェスチャーパッドの速度調整などをするために、専用のキーマップ変更ツールをダウンロードしてインストールしました。
それを使ってStudioにアクセスしようとしたところ、「デバイスが見つかりません」のようなメッセージが。
とうやら有線接続でないとStudioにアクセスできないようです。
そのため、USB-Cケーブルで繋いでみたところ、やはり同じメッセージが…。
中古で買ったものなので、「もしかして壊れている?」などと不安になりましたが、どうやら最初にBluetoothで接続した場合、その後有線接続するためには、所定の手続きが必要なようでした。
HPの説明によると、
USBケーブルを接続してから[Fn]+[Control]+[0]キーを押すと、USB接続に切り替わります。USBケーブルを接続するだけでは切り替わりません。
とのことで、これで無事ツールがStudioを認識し、いろいろ調整ができました。
ただ、これもいろいろ問題が…。
今回入手した2台のStudioのうち一台はmacOS Sequoiaで使っているので、この変更ツールがサポートしているmacOSのバージョンになります。
しかしもう一台は職場のMac miniで使うのですが、このMac miniが古いものでmacOS Catalinaが入っています。
この変更ツールは、Macの場合、macOS 11以降で動作するようです。
従って、macOS 10であるCatalinaでは動かないでしょう。
この職場で使っているMac miniにはWindows11も走らせているのですが、仮想環境のWindows11なので、仮想環境上で動かしたこの変更ツールがStudioを認識してくれるかどうかはやってみないと分かりません。
もしダメだったとしても、いちいち家に持ち帰って設定するは面倒なので、何か策を考えます。
(後日、職場の共用Windows11ノートPCに仮接続して設定しました。)

頑張って慣れるしかなさそう
まあ、なんだかんだ言いながら、中古とはいえ2台で7万円近くも投資したのですから、 Studioオンリーの環境で頑張ります。
あっ、トラックパッドは当面要ります。

慣れようと悪戦苦闘中(随時更新)
トラックパッドが横にあると、ついトラックパッドに頼ってしまうので、トラックパッドのスイッチを切ってポインティングスティックなどに慣れるようにしています。
そこで決めかねていることがいくつか。
ポインティングスティックを操作する指をどの指にするかです。
今のところ右手の人指し指でポインティングスティックを操作していますが、そうするとマウスの左スイッチに当たるキーを右手の親指で操作するか、左手の親指でするかです。
これまで、あまり左手でマウス、あるいはトラックパッドの操作をしたことがないので、すべて右手で行ってみたのですが、やはり左スイッチは左手の親指で操作するほうが位置的に自然な感じがしてきましたので、しばらくはこの方法というかポジショニングで行こうと思います。
それと、設定によりポインティングスティックのタッピングを右クリックと同じ動作に出来るのですが、当初これがなかなかうまく行かず苦労しました。
何度タッピングしても無反応。
設定ツールによる書き込みがされていないのではと何度も有線で繋ぎ確認しましたが、状況は変わらませんでした。
挙げ句には、設定を工場出荷時に戻してみたり……
どうやら、トラックパッドでタッピングするよりかなり強く叩くと、なんとか動くことが分かりました。
ただ、今でもやはり一発動作とは行きません。
これも慣れるしかないのでしょうが…。

その他、使い出してから分かったこと
ところで、Studioの裏には二段階で高さが調整できる折りたたみ式のスタンドが付いています。
これは、Professional系でも同じかと思います。
おそらくはStudioの重さからくるのではないかと推測していますが、Studioをちょっとでもずらそうとすると、このスタンドが折りたたまれてしまいます。
たいてい片方のみにこの現象が起きますので、左右のどちらかに傾斜してしまいます。
そのままでは非常に打ちにくいので、すぐに修正することになりますが、かなり高確率で起こりますので、いちいち面倒です。
なので、今は自宅用も職場用もスタンドを折りたたんだまま使っています。
それはそれで打ちにくいので、対応策として何か足になるものを裏に貼ろうかと考えています。

で、裏に百均の椅子の足などに貼るフェルト製傷防止パッチを3枚重ねて貼りました。
今のところ、この高さで使いやすいです。
あと、これも慣れの問題なのですが、ホームポジションを間違えてしまいがちというのがあります。
私個人の問題でしかないのですが、意識的になるべくポインティングスティックを使うと、両手の人差し指をポインティングスティック周りのg , hキー近くに置いてしまうので、ホームポジションを見失います。
慣れて克服するしかないのですが…。
仮想環境上のWindowsから認識されませんでした。(追記・補足)
有線で接続しても、macOS Catalinaでは専用ツールが使えませんので、仮想環境にインストールしてあるWindows11にキーマップ変更ツールをインストールしてアクセスしてみました。
残念ながら、Windows11で動くそのツールからは有線接続していると認識されないようです。
Bluetoothを切って、完全に有線接続されていることを確認していますが、Windows11でちゃんとHHKB Studioが動いているにもかかわらず、ツールからは「有線接続してくれ」とお叱りを受け、それ以上先に進めませんでした。
何か方法があるのかもしれませんが、とりあえずのところはお手上げです。

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